イメージの活用法:「困難な環境を体験している事」は後の大きな武器になる!

それでは社会人の学習モチベーション維持方法、
イメージの活用法:「困難な環境を体験している事」は後の大きな武器になる!
という事について、書いてみたいと思います。

先のページでも書いていますが、私もこれまで何回も英語の勉強に挫折してきています。そして、その理由を分析してみると、下記の事がその理由であったろうと思います。

1.結局のところ「本当に英語が必要」だという状態ではなく、勉強への意識(危機感)が欠けていた
2.単純に「勉強方法が間違っていた」


人間というのは、結局のところ「本当に必要だ」と日々思う事でなければ、それを継続していく事はできない...という事を、心理学の本などでもよく見かけますが、これって本当にそうですよね。

「何がなんでもこの閉塞的な状況から脱出したい!」
「これが手に入る事によって、確実に未来が開けるんだ!」

という意識があれば、それこそガムシャラに努力しますよね。
こういったエネルギーが出るときは、上手な勉強方法を見つけた、やる気の出る勉強方法を見つけた!などのポジティブなものではなく、
「生きるためにそれをしなければならない」というような、人間の、生命を維持するための防衛本能に近いものがあるような気がします。

ちなみに私がサラリーマンを辞めて、独立起業を目指していたときの最大の原動力は、「もっとやり甲斐のある仕事をしたい!」というようなポジティブなものでは全くなく、「何がなんでもこの閉塞的な状況から脱出したい!」という気持ちが、ほぼ100%でした。

その当時に状況は下記のようなものです。

月100時間級のサービス残業は当たり前、クレーム処理の仕事で日々とんでもない精神的ストレスを感じている(腰痛の原因になる肉体労働もアリ)。休日出勤は当たり前、お盆や正月の出勤もある、有給を使うなど論外、給料が安く、ボーナスは無し、全く貯蓄ができない....
会社のメイン事業の市場が衰退し、今後の世の中に必要性がほとんど無い...つまり毎日必死でやっている仕事の内容は、転職をする場合には、まったくプラスになる価値のある職能ではない...かといって転職のために資格を取ろうとしても、その勉強をする時間も全く確保できない...

という、まさに何の突破口も見いだせないような状態でした。

結果、日々気鬱になる事が多く、健康状態もすぐれない...という中で、家庭内に、重い介護の問題も発生し、家族中がヒステリックな状態になり、まさに肉体的にも精神的にも極限の状態に陥りました。

ある日、AM6:00~26:30(翌日の午前2時)その間、休憩・食事なし....という仕事を終えて家に帰ったとき、そこから料理をする気力も無いので、置いてあった激辛カップラーメンを食べたら「激辛」のはずなのに、これが全く味を感じない...。その翌日は、高速道路を運転中、くしゃみをして深呼吸をしたときに一瞬意識を失い、縁石に車輪をぶつける...という、恐ろしい体験をしました。

そこまでいったときに、本当に「この先にいわゆる過労死というヤツあるのかも...」と思いました。
英語の勉強サイトなのに、なにやら重い話になってすみません(笑)
でも、その時は本当にそう思いました。

命を失う...というのは大げさだとしても、この先、この環境から抜け出せないとしたら、少なくとも、それなりに豊かで充実した日々を送れる人生は確実に失う...と思いました。

このまま転職先が無いからといってこの仕事を10年続けたとしたら、
ストレスで少なくとも頭が完全にハゲるのは確定(笑)健康状態も良いはずがない。
うつ病になっているかもしれないし、もしかしたら過労が原因で重い病気になっているかもしれない...
だけど、それだけ必死に仕事をした割に、貯蓄もない、特筆すべき職能も身についていない....
そんな人間が、どうやって家族を養っていけるんだ...こんな状態で家庭など持てない...。
家庭どころか、自分自身の生活基盤も危ういだろう...

....

ホントにまあ、このイメージが現実としてやってくるとしたら、まさに「終わって」ますよね。
いわゆる「完全なる負け組」というヤツになるな...。いや、もうそうなっているんだろうな....と思いました。

もちろん、それまでもトントン拍子のエリート人生であったわけではありませんから、苦しい時期や悶々とした時期はありましたが、上記のような強烈なワーキングプアー体験をしたときに、はじめて「魂の底から」危機感を感じました。年齢が20代後半で、もうこれ以上いろいろな時間が無い、と感じていたのも、その理由にあるかもしれません。

こうなったときに、私の「将来のためにする努力」への意識が劇的に変わりました。

「これができたらいいな~」
「この資格を取ったら将来の役に立つのかも」


というような「あればなお良い」という勉強への意識が、
極端な話「できなければこの先の人生に幸せは無い」というような意識になりました。

また

「仕事が本当に忙しくて時間が無いから無理」
「お金も無いし、そんなの無理」

などの、一般的に考えて「無理だろう」という事についても、
無理に思えてもやるしか無い....という考え方になりました。

そこから真剣に、独立起業に向けての勉強に取り組む事になるわけですが、当然、上記のようなお金も無い、時間も極限に無く、毎日精神的ストレスでいっぱい...という状態ですから、勉強すると決めたからといって、充分な環境を整えて時間を使えるわけでは全くありませんでした。

・疲労の限界で帰って来てから食事をすると眠くなって勉強どころじゃない。かといって、食事をしないわけにはいかない。じゃあ、食事をしても眠くならない方法を探さないと....
・とにかく、実際自分が寝る時間も満足に無い。この状況でどこに勉強時間を作っていくか...
・貯蓄が全く無いから真剣に勉強をするにしても会社は絶対にやめられない...

...その他、ネガティブな問題がいっぱいでした。

その状況の中から、どうすれば上記の問題たちを解決できるか?を真剣に考え、
それまでは思いもしなかったような事にも考えをめぐらせられるようになり、
それらを解決し、そこからの成功のきっかけを作る事ができました。

食事をしても眠くならない方法 なんて、それまでの人生で、考えようとした事もありませんでした。
朝7:00出社で平均22:00過ぎに帰ってくる仕事をしているのだから、それで限界。最大に頑張ってるじゃん。それ以上何ができるの?と思っていました。

でも、その中でも、なんとかして勉強時間を作る事はできたんです。

私は人間は誰しも、こういう状態になれば、
それまでには無かったような信じられない知恵やパワーが出てくるものなのだろうと思っています。
火事場になれば、必然的に必死になります。


これは今現在の現実が、それほどツライ状況になければイメージしにくいかもしれません。しかし、そこはイメージの働かせ方の問題です。

つらい状況に陥ったときの自分の生活環境、
たとえば住んでいるところ、着ているもの、朝起きてから食べているもの...
なんかを、その場にいるように想定してみましょう。
部屋の匂い、触れているものの感触などもリアルに想像します。


過去に苦労をした体験があればあるほど、これはイメージしやすいですね。
(だから、過去に大変な環境で頑張ってきた事がある人ほど、このイメージを創る作業はスムーズで、かつ効果的になります。)

そして、実現したい、手に入れたいと思っているものに気持ちをセットして、
自分の精神の中に

アメ : 実現した際に手に入る現実的なメリット
ムチ : 実現できずにいる惨めで悶々とした未来

をイメージして、日々それを思い起こす事です。

たとえばそのイメージを英語の勉強で使うとしたら、

◆成功:

・今の会社でもっと評価される!

英語が堪能になった事でバリバリと仕事をこなし、実績を上げている自分をイメージする。社内に英語が堪能な事で評価されている人間が実際にいるとすれば、その人が得ているメリットを、自分も同様に得ている姿をイメージする。
TOEIC ●●点で、能力給としていくら昇給する、など、確実に得られるメリットは、できるだけ多くハッキリさせておく。

・憧れの会社で働ける!

そこで働いている自分の姿をイメージ。また、本当に英語が堪能なら高確率で就職できるのか?をしっかりと調査する事が必須。これがあやふやだと、意欲が途中で途切れる

・海外旅行で現地の人と楽しく会話ができて旅行が楽しくなる!

楽しく流暢に会話している自分をイメージ。また、それが自分にとって、長い英語の勉強に時間を使う事と引換えても、そんなに楽しく価値のある事なのか?を必ず自分の心に問う事。(※こういった、できなくても全く困らない「あれば良い」程度の目標である場合は、非常に失敗する確率が高い。もし自分もそうだと思えば、こういったものを第一目標にはしない事。)

※成功イメージは、とにかく現実的に得られるものの裏付けをハッキリと調査したうえで設定する事。

◯ 英語が話せるようになる = 昇給、就職など、望みのものが手に入る
☓ 英語が話せるようになる = 昇給、就職など、望みのものが手に入るかもしれない。有利になるような気がする

◆失敗:

・挫折感を味わっている状態をイメージ

結局何も実現する事ができずに、毎日会社に行って、仕事が忙しい事を言い訳に、平凡な日々を過ごしているだけ。何も身についていないのに、歳だけはとってきた。もう若くない。髪も減ってきて、お腹も出てきた。特別な資格や職能もなく、自分でなければこの仕事はできない!というレベルのものもない。会社の経営状況が悪化すれば、リストラの対象になるかもしれない。もしリストラされたらどうしよう...おそらくそう簡単に再就職はできないし、できたとしても確実に収入も下がるだろう...。今より収入が下がれば、家賃の安いアパートに引っ越さなければいけないかもしれない。狭くて古くて汚いキッチンとトイレの環境で過ごす事になったら、毎日がストレスだらけだろう...。そうなれば、おそらく恋人にも愛想をつかされるかもしれない....

など、自分の生活環境に当てはめてイメージしてください。
極端に悲観的でも、楽観的でもいけません。

悲観的にイメージしすぎると、後で「実際そこまではひどくならないだろう...」と思い、気持ちがゆるみます。
楽観的にイメージしすぎると、そもそもたいした危機感を感じません。

これは、アメの方のポジティブな成功体験も、ムチの方のネガティブな経験も、これまでの人生で強い感情として残っているものを、どんどん使っていきましょう。

「あの大会で優勝したとき、ほんとに嬉しかったな~!その後、こんな事やこんな嬉しい事があって...」
「あの失敗は、今思い出しても本当に恥ずかしい...。その後、本当に落ち込んだよな...。今思い出してもハッキリと恥ずかしい...」

こんな体験が、みなさんにも必ずあると思います。

成功体験、失敗体験は、それぞれこんな気持になるものだ...
という事を、鮮明に思い出すようにしてください。

そして、

「あの時のような幸せな気持ちをもう一度味わいたい!」
「もう二度とあんな気持ちは味わいたくない!」

日々、そんな気持ちを思い起こし、
「希望と危機感」の両方を持って、取り組むようにしましょう。

決め手は「イメージがはっきりしている事(現実として受け入れられる設定に、ちゃんとなっている事)」です。

ナポレオン・ヒルやザ・シークレットに強く影響され、
「思考は具現化する」という言葉を、どこか宗教的に捉えて盲信している方に、1ヶ月後にいきなり英語がペラペラになっているだとか、一年後に年収1億円になっているとか、そういうマインドセットをする人が多いようですが(過去の私もそうでした)、
そんな突拍子も無いイメージを設計したところで、それを自分自身が心から信じられる訳がないんです。

結局、それに向かう行動や努力のモチベーションも維持できませんから、当然具現化しません。

私が上記のような厳しい環境の中でも、集中力を切らす事なく勉強を続けられたのは、ビジネスの勉強が進む過程での、ちょっとした成功体験の積み上げによって、「想像していた良い未来が、夢じゃなく本当に手に入る!」という確信に変わっていった事と、つらい事があっても、ワーキングプアー時代の最悪な日々に戻る事を考えたら、この程度は苦労でも何でもない!...と思えた事が、その理由です。

最初は、成功に向かうために何をすれば良いのか....という方法論も全くわからず、
後者のネガティブイメージのエネルギーがモチベーションになっていました。
しかし、そこから成功を求める気持ちを持ち続ける事によって、ひとつひとつの小さなステップをクリアーしていき、成功体験の積み重ねによる、ポジティブなイメージのエネルギーもどんどん生まれてくるようになりました。

だから、今本当につらい状況にある人も、決してあきらめないでください。
今している苦労の体験がつらければつらいものであるほど、
「あの時のような状態にはもう二度と戻りたくない!」という、
強い意識が働き、それはその後の人生の本当に大きな宝になると思います。

だから、サービス残業地獄、ストレス地獄、休日出勤あたりまえ、低賃金・ボーナス無し、将来に役立つ職能が身につかず...の状況であるとしても、それはあなたの後の人生の原動力となる、非常に貴重な「修業の場」だと思ってください。きっと、その先に開ける道があるから、いまその困難を体験しているのだと思います。必ずその修業を卒業して、あらたなステージに上がるときが来ます。

ですから、つらい環境にあるとしても、諦めずに「自分の未来は全て自分の責任。誰のせいにもできない。自分で切り開いていくんだ!」という意識を持って、頑張っていきましょう。

会社のせいで、家庭環境のせいで、努力する事ができない...なんて思っていませんか?
仮に本当にそうだとしても、ずっとそのせいにして悶々と生きていきますか?
後で同情や慰めの言葉をもらったとしても、人生が巻き戻せるわけではありません。「自分の幸せ」のために、真剣に未来を改善する努力をはじめましょう。

そして、あなたが幸せな未来を手に入れる事は、確実にまわりにいる人間や、世の中にも良い影響をもたらします。
あなたが日々努力をする事は、あなたにできる素晴らしい社会貢献でもあります。毎日、ちょっとずつ募金をしていようなものです。

なんだか勉強法の話なのに、ちょっと大げさな話になっていますが、私はこれは間違いのない事実だと確信しています。
ですので私は「自分の頑張る先にはいつも神様が味方してくれている!」というように思っています。

ですので「自分の頑張りは、自分の未来の為だけではなく、世の中のみんなの幸せにもなっているんだ!」というモチベーションを、上記のイメージ法に、さらにプラスしてください。そうすると、ちょっとだけ自分が崇高な人間に思えたりもしますので、またさらに頑張る気持ちがアップします。

今は経済状態が良くないこともあって、本当に大変な時代だと思います。
しかし、世の中のせいにしていても自分の人生は良くなりません。

自分の人生は、自分自身で鍛えていくしかありません。まず、その覚悟を持ちましょう!

....随分と長くなってしまいましたが、今回の方法がみなさんの人生を好転させるために、少しでも参考になる部分があれば幸いです。